40代女性 スピーチで良い言葉が浮かんでこないのはなぜ
パフォーマンスコース
2024.8.4
40代 N.S様
スピーチコンテストの準備でお越しいただいている生徒様の例です。
ベストなパフォーマンスで挑みたいということで、発声を見させていただいているのですが、そろそろ台本をメインにした具体的なスピーチに関してのレッスンをやりたいと考えている段階です。
ですが、なかなかスピーチ内容が出来ないようです。
スピーチ内容をチェックする文章作成に詳しい方にも指示をいただいているようですが、もう少し思いが伝わる違う書き方で書いてほしい。と何度か書き直しを...と指摘を受けているようでした。
ご本人はやる気のある方ですから、詳しく聞いてみると...
ご自身の思い込みの部分が、スピーチの文章を作る際に邪魔をしていたのです。
この思い込みは具体的にどんなものかというと、
・きちんとした完璧なものを提出しよう
・みんなによく思われたい
・とにかく投票されたい などの思いです。
なぜ、このような思い込みがあると"伝わる文章が出来ない”のか?というと、
・きちんとした完璧なものを提出しよう
→人は、完璧にしようと思えば思うほど、力が入ります。
力が入ると、感情が抑えられるため、本当に表現したい!と思っているより奥深いところまで、思考がいかない=感情が湧き出てこない状態を作り出してしまっています。
・みんなによく思われたい
→よく思われたいというのも、上記と同じで本当の感情が抑えられてしまいます。
なぜなら、よく思われたいの視点は、自分の目線ではないからです。
自分の気持ちを心底伝える時、それは自分の目線や自分自身の価値観を自身で理解して認めた時、初めて自信のあるスピーチができるからです。
・とにかく投票されたい
→投票されたい。という気持ちも上記と同じ外からの視点です。
投票されたい=投票してもらえるか心配ということです。
また、投票してもらえるか心配ということは、心配に意識が向いています。
心配に意識が向いている状態で、本気で伝えたい思いが出てくるでしょうか?
答えは、Noです。
前向きな想いこそ、相手に伝わります。
このようにして、本当はとても素晴らしい想いを持っているのにこの想いをなかなかうまく伝えられないのは、この想いを潰す思考になっているからです。
この思考はどこから来たかというと、私たちの幼少期からの経験から来ています。
N.S様の場合は、お母様の厳しさやあまり話を聞いてもらえなかった。という部分をカウンセリング、ヒーリングと合わせて解放していきました。
いらない思い込みを外す、これをするだけで本当の能力が発揮できる状態になります。
原因がわかれば、あとは自分の意識をどこに置いてそこに向かう準備をするかです。
今までにないような感動的なスピーチができた!!!と言っていただけるように、本番を楽しみに準備していきます。
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