相手の反応が気になって、疲れてしまうあなたへ
ボイトレ×メンタルケアコース
2024.9.18
ボイトレ×メンタルケアコースを受講中の方に、特に多いお悩みとして、”相手の反応が気になって疲れたり、集中ができない"というお悩みを持つ方です。
CONTENTS
なぜ、そんなに相手の反応が気になるのか!?
それは、生徒様自身がその事柄に対して心の傷(トラウマ)を持っている場合がほとんどです。
また、心の傷(トラウマ)と重なって承認欲求が強いということです。
生徒様事例
『私は、仕事のやり取りで返事が遅い人に対してイライラします。また、失礼な対応をされることが多いです』
というお悩みです。
自営業の生徒様ですが、このようなお客さんが多いと話されていたので、もう少し伺ってみました。
すると、このようなお客さんを引き寄せていたのは、子供っぽい行動を常にしていると感じていたご両親への心の傷(トラウマ)からでした。
うちの親は、常識とは違うことをして恥ずかしい、おかしい、みっともないなどの感情や怒りの感情などもありました。
これらのマイナス要因が、仕事上で返事が遅いことや失礼な対応をされたというような現象自体を自ら作ってしまっていました。
また、心の傷(トラウマ)があるからさらに過敏に反応してしまう状況を作っていました。
LINEの返信にすごく時間がかかる
〇〇さんは、とても気持ちの良いLINEのお返事がいつも返ってきますね!
というお話を生徒様にすると、『いや先生、LINEの返信をするのに僕は実はとても時間をかけています。』と言います。
それは、なぜなのか伺ってみると、通常なら礼儀として丁寧に打つことは分かるのですが、相手に嫌われたくないという思いが強く、自分を認めてもらいたいという承認欲求が影響していることが分かりました。
この承認欲求は、どこから来たのかというと幼少期のご両親から、本人はもっとご両親と話したかったが、ほとんど話すこともできず承認されず寂しかったとのこと。
子供時代は承認されるために敢えて悪いことをしたり、目立つ行動を取ってきたとのこと。
承認されない寂しさを抱えたまま、幼少期を過ごしてきたことから、”もし返事がなかったら...、もしこのLINEで嫌われてしまったらどうしよう..."などの不安な気持ちになってしまう背景が読み取れます。
ご近所付き合いがうまくいかない
レッスンの度に、現在のお悩みを伺うと『ご近所とうまくいかない』というテーマが出ていたので、具体的に掘り下げていくと、ご近所付き合いは挨拶をしたり、軽い会話をしたりはできているようでした。
では、なぜうまくいかないと思っているんですか?
と伺うともっと深い話がしたい、仲良くなりたい。 という思いが出てきました。
ご近所付き合い、お近所との関係をどのくらい深めるかは、人それだと思います。
今回の場合は、もっと深い話がしたい、仲良くなりたい。という思いは、ご近所ではなくてもいいということです。
相手の選別は、慎重に考えるべきです。
相手と長く距離の近い関係を気づく必要がある方かを、どうかをしっかり見極めるべきです。
この場合は、「誰とでも仲良くしたい」という承認欲求が背景にあり、相手に好かれたいという思いは自己承認や社会的なつながりへの欲求があること表しています。
これらの承認欲求も、幼少期にお父様から厳しく育てられて自分を受け入れてもらえなかった...という背景が現在の思考の様子に反映されています。
心の傷(トラウマ)や承認欲求は、誰でもある
ご両親に対する心の傷(トラウマ)や承認されなかった思いを、ほとんどの方は少なからず1つや2つ持っていたりもします。
しかし、過度に相手の反応を見て感情が乱されたり、欲求が強い場合、それは自分を潰すことになりかねません。
なぜなら、この世の全員に好かれるということはあり得ないからです。
もし全員に好かれることができる人がいるとしたら、その都度相手に合わせた対応をしているということになります。
カメレオンのように、自分をコロコロと変えているのです。
私たちには、感情があります。
もし、カメレオンのように外面をコロコロ変えることができたとしたら、心も毎回変えていく必要があります。
これをしようとする人は、内面がごちゃごちゃになっている人ということになります。
ごちゃごちゃとは、自分の心の整理がいつもつかない、自分がない人という意味です。
過度に、相手の反応を気にし過ぎてしまう要因を作っているのは、過去のマイナス体験からの出来事からだということが分かっていただけましたか?
今は、その過去の辛かった現実は無くなったのです。
なので、今はそのままのあなたを表現して生きていけばいいのです。
そうすると、本当のあなたを理解してくれる人が、周りに集まってくるようになります。
それでも、自分をうまく出すことができない、どうしたらいいかわからないという方は、お気軽にご相談ください。
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