思うように歌えない方へ、技術以上に重要なこと
ボイストレーニング
2025.1.20
ボイストレーニングに通っていても、なかなか思うように声が出ない、息切れしたり、理想の声とは遠い...と言って悩んで来られる方は少なくありません。
昨日、40代女性のM.S様より以下のようなラインをいただきました。
M.S様は、お越しになられた時に、喉の閉まりや体の強張りが強く、レッスンでは発声に使う器官を緩めていく作業を繰り返し行ってきました。
今日は、M.S様のように声量を上げたい方やよりパワフルに歌いたいという方へのアドバイスです。
①発声を見直す。基礎発声の時点で、喉周りや舌の状態をリラックスさせて、必要な箇所に力を入れて発声することができるか。
②自分の現状(体の状態、レベル)にあった発声練習を、必要なペースと量で行えているか。
③発声に必要な筋力があるか。(喉周りの筋肉以外にも、腹圧を強化できる体作り) 自分の現状(体の状態、レベル)にあった発声練習を、必要なペースと量行えているか。
上記をより詳しく解説していきます。
①は、ボイストレーニングに通っていたら解決できるとと思います。
②は、自分のレベルに合った目標を持ち、モチベーションを維持し、意志を強く保つことで、練習を継続することが可能になります。
多くの方は、ここがなかなか出来ません。
レッスンの時間だけは頑張れるけど、家に帰るとなかなか継続が難しいという方も少なくなりません。
③は見落としがちですが、楽器(自分の体)のメンテナンスです。
メンテナンスで大事なことは、まずは凝りを取ることです。
凝りを取った後は、姿勢の矯正です。
姿勢=重心の安定がない方は、技術を活かすことが出来ません。
また、体力がない方も同じことが言えます。
②の改善を含めたメンタル強化も行うために、自分に合った運動を定期的に取り入れることをお勧めしています。
また、②③を継続するための考え方として、声を究めることは、ダイエットと同じという見識です。
1ヶ月に2、3回のダイエットで痩せることは出来ません。
ダイエットも日々の継続で、そこには忍耐と努力が必要です。
こうして話すと辛いように聞こえてしまいますが、そうではありません。
それをどれだけ楽しみながら継続できるかが重要です。
これは、日々の思考の持ち方も大切になってきます。
この楽しみを継続できた方ほど、目標が叶うわけですから、より自信が付き、自分の歌声の満足度もさらに上がります。
M.S様が変化できたことは、これらの一連の流れをバランスよく取り入れていらっしゃいました。
今後も、目標に向けて変化していく歌声を楽しみにしてます。
レッスンでは、あなたの心の状態に合った考え方の癖の見直し、ストレッチや運動法など、姿勢矯正を含めたセルフメンテナンスサブスクでのアドバイスも行っています。
心身のバランスが良くなると、より発声で学んだ技術が断然活かしやすくなり、あなたの埋もれていた能力が発揮されやすくなります。
お気軽に、ご相談下さい。
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