伝える技術を「思考・心」から指導する理由
コミュニケーションコース
2026.9.23
「話し方を学んだのに、会議になると言葉が出てこない」
「伝え方は分かっているのに、人前では自信がなくなる」
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。
コミュニケーションは、単に「話し方の技術」だけで成り立っているものではありません。
これまでの人間関係や経験からつくられた考え方、自分への評価、人からどう見られるかという不安なども、実際のコミュニケーションに影響します。
過去の経験からつくられた思考や心の状態は、声・伝え方・行動にも影響します。
当方では、その関係を次のように捉えています。

なぜ、当方が『思考・心』の指導を行っているのか。
それは、現在のコミュニケーションのあり方には、幼少期からのさまざまな経験が影響していることがあるからです。
・自分の話を受け入れてもらえる環境で育った方は、「自分の考えを話しても大丈夫」という感覚を持ちやすく、人前でも自分の意見を表現しやすい傾向があります。
・日頃から自分の話や気持ちに関心を向けてもらえる環境で育った方は、「自分の話に耳を傾けてもらえる」という感覚を持ちやすく、自分の考えを表現することへの抵抗も少なくなる傾向があります。
その反対に、
・自分のことを後回しにされる経験が多かった方は、自分の意見を伝えたり、自分に注目が向いたりすることに抵抗を感じることがあります。
・また、両親や養護者が無関心だった、感情が不安定だった、家庭内で喧嘩が絶えなかった、自分の発言を否定・批判されることが多かったなど、安心して自分の気持ちを表現しにくい環境で育った場合、自分の気持ちや意見を伝えることに自信が持てなかったり、発言を躊躇したりすることがあります。
もちろん、現在のコミュニケーションのあり方が、すべて幼少期の経験だけで決まるわけではありません。
しかし、過去の人間関係や経験から身についた考え方や反応が、「本当は意見があるのに言えない」「間違えることが怖い」「人からどう思われるかが気になってしまう」といった現在のコミュニケーションに影響していることがあります。
当方のコミュニケーションコースでは、本音を言えない、自分の意見を言うのが怖いといった場合、話し方の技術だけを身につけるのではなく、その背景にある思考や心の状態にも目を向けていきます。
「自分の意見を言っても大丈夫」
「間違えても大丈夫」
そう思える土台を整えた上で、話し方・発声・立ち振る舞いなどの実践的な技術を身につけていきます。
なぜなら、コミュニケーション技術やボイストレーニングによる発声技術を身につけても、それらを実際の場面で柔軟に使うためには、思考・心の土台も重要だからです。
内面を整えながら外的な技術を身につけることで、会議・プレゼン・1on1などの実際の場面でも、自分が持っている力を発揮しやすくなります。
当方では、声・話し方などの「外側」だけではなく、その表現を支えている「内側」にも目を向けることで、その人が本来持っているコミュニケーション能力を、より発揮できる状態をつくることを大切にしています。
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