30代男性 平泳ぎボイトレで力みがなくなりました
ボイストレーニング
2020.8.26
30 代 男性生徒様とのレッスン風景です。
何やってるの!?という感じに見えますが、これは平泳ぎの動きをしながら発声レクチャーを行っている様子です。
発声能力を上げるのに、まず必要なことは体の脱力です。
多くの方が、もっと高音を出せるようになりたい!と言ってお越しになられますが、これらの生徒様のほとんどが高音を出す際に、"体の力がなかなか抜けない"ということです。
体に力が入っているということは、力が入っている部位にもよりますが、例えば胸式呼吸になってしまっていれば、横隔膜の動きが悪くなったり、首や肩に力が入っていれば、喉や舌に力が入りやすくなったりします。
そこで、このような方に当校では、体の一部を一定に動かしながら発声することをお勧めしています。
今回の生徒様は、さらに重心を下にして横隔膜を下げること、同時に肩の力と胸式ぎみの呼吸を変えたかったため、平泳ぎの動きを取り入れながら発声を行ってみました。
すると、喉に力が入りにくくなり、息が漏れた優しい高音の裏声が出やすくなりました。
このように、力が入っている部分の周りを動かすと、その一部に神経が集中しなくなるため、喉や身体の力みを取ることにも繋がり、発声と同時に行うことで、発声の矯正が行いやすくなります。
また、一定の揺れやリズムには、赤ちゃんを泣き止ませると同じく、リラックス効果があるため、発声時に一定に揺れながら声を出すことも、力みをなくすお勧め方法の1つです。
<関連記事>
<関連動画>